2012年 10月 17日
ファイルボックスを選ぶコツ番外編 「多色使いをする時の注意点」 |
前回まで3回に分けて、「ファイルボックスを選ぶコツ」について書きましたが、いかがでしたか?
前回の最後で、
基本的に好きな色を選んでOKですが、多色使いをする場合、家族別に色分けする場合を除いて、3色以上使う場合は注意が必要です。
と書いたのですが、今回はその理由について。
数日前に何かをネットで調べているときに、たまたま「マジカルナンバー7±2」というものを知りました。
以下、Wikipediaから引用します。ジョージ・ミラーというアメリカの心理学者のWikiページです。
詳しくは検索していただきたいのですが、すごく端折ると「人が一度に覚えられるのは5~9個」ということ。
興味深かったのでもっと調べてみると、最近では「7±2」ではなくてもっと少ない「4±1」という説もあるそうです。「4±1」ということは、3~5個。
みなさん、少ない?と思いました?それとも多い!と思いました?
前置きはこのくらいにして、今回は、この「人が一度に記憶できる容量」を、収納にあてはめてみたいと思います。
ファイルボックスに限らず、色のついた収納用品を多色使いする場合、「○色は××が入っている」というように、色になんらかのルールを与えるのではないでしょうか。
(注:収納用品における色の役割は「インテリアが第一優先」という方には、今回の記事は当てはまりません)
家族ごとに色分け、というやり方はよく見かけます。
これは、個人的にもおすすめのやり方。
「パパは○色、ママは△色…」と家族のルールを決めちゃうと、楽ですよね。
この場合、家族分の色数が必要です。
例えば5人家族なら、5色に色分け。
5色って結構多いですが、極端な話、家族それぞれが自分の色だけ覚えていればいいので、覚えるのはそれほど大変ではありません。
ですが、家族共有のものを色分けした場合、しかも2色3色ではなかったらどうでしょう?
5色とか7色とかの色分けのルールを覚えるのは一苦労ではありませんか?
それでも、色分けのルールを決めた人は5色でも覚えられるかもしれません。
(自分が決めたことですからね・・・)
でも、それ以外の人にとっては、いきなり「ルールを決めたから覚えてね!!」と言われてもそうそうすぐには覚えられない。覚えたとしても1個や2個が精一杯。
もっといえば、収納のルールを覚えない(覚えられない)人、というのは、片づけが苦手だったりとかそもそも興味がない人だったりしますので、なおさら多くのことは「脳」が覚えようとしなかったりします・・・。
お客様や講座の受講生の方にも、「色別収納」をおすすめする場合があります。
でも、同時にこのようにお伝えしています。
「最初は、『特別なもの(大事なもの・急ぎのもの・・・等)とそれ以外』という分け方にして、『特別なものは色がついている収納用品へ、それ以外は白や半透明などの収納用品へ』とメリハリをつけてください」
要は、せっかくパッと見てわかる視覚情報(色別の収納用品)を使っているにもかかわらず、その情報が多すぎると結局は頭で考えないといけない。
(=頭で考えなくても済むために色を使っているのに、結局頭で考えないといけないとなると、色分けのメリットが薄れる)
収納においても、覚えられる数には限界があり、できるだけ「覚えずに、考えずに済む方法がラク」ということ。
今までは、理由づけなくこのようにお伝えしていましたが、短期記憶には(容量の)限界があるということを知り、お客様にも堂々と!?説明できます(笑)
以上が、「多色使いをする場合、家族別に色分けする場合を除いて、3色以上使う場合は注意が必要」な理由についてでした^^
余談ですが、記憶として定着させるのが大変、な人のためのツールが、「ラベリング」。
中に何が入っているかわからないものでも、そこにラベルが貼ってあることで、字が読める人であれば中に入っている物を知ることができます。
わざわざ覚えていなくても、ラベルを見ればわかる、というわけです。
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前回の最後で、
基本的に好きな色を選んでOKですが、多色使いをする場合、家族別に色分けする場合を除いて、3色以上使う場合は注意が必要です。
と書いたのですが、今回はその理由について。
数日前に何かをネットで調べているときに、たまたま「マジカルナンバー7±2」というものを知りました。
以下、Wikipediaから引用します。ジョージ・ミラーというアメリカの心理学者のWikiページです。
「マジカルナンバー7±2」という論文の中で、一度聞いただけで直後に再生するような場合、日常的なことを対象にする限り記憶容量は7個前後になるということを示した。この7個というのは情報量ではなく意味を持った「かたまり(チャンク)」の数のことで、数字のような情報量的に小さなものも、人の名前のように情報量的に大きな物も同じ程度、7個(個人差により+-2)しか覚えられないということを発表した。
詳しくは検索していただきたいのですが、すごく端折ると「人が一度に覚えられるのは5~9個」ということ。
興味深かったのでもっと調べてみると、最近では「7±2」ではなくてもっと少ない「4±1」という説もあるそうです。「4±1」ということは、3~5個。
みなさん、少ない?と思いました?それとも多い!と思いました?
前置きはこのくらいにして、今回は、この「人が一度に記憶できる容量」を、収納にあてはめてみたいと思います。
ファイルボックスに限らず、色のついた収納用品を多色使いする場合、「○色は××が入っている」というように、色になんらかのルールを与えるのではないでしょうか。
(注:収納用品における色の役割は「インテリアが第一優先」という方には、今回の記事は当てはまりません)
家族ごとに色分け、というやり方はよく見かけます。
これは、個人的にもおすすめのやり方。
「パパは○色、ママは△色…」と家族のルールを決めちゃうと、楽ですよね。
この場合、家族分の色数が必要です。
例えば5人家族なら、5色に色分け。
5色って結構多いですが、極端な話、家族それぞれが自分の色だけ覚えていればいいので、覚えるのはそれほど大変ではありません。
ですが、家族共有のものを色分けした場合、しかも2色3色ではなかったらどうでしょう?
5色とか7色とかの色分けのルールを覚えるのは一苦労ではありませんか?
それでも、色分けのルールを決めた人は5色でも覚えられるかもしれません。
(自分が決めたことですからね・・・)
でも、それ以外の人にとっては、いきなり「ルールを決めたから覚えてね!!」と言われてもそうそうすぐには覚えられない。覚えたとしても1個や2個が精一杯。
もっといえば、収納のルールを覚えない(覚えられない)人、というのは、片づけが苦手だったりとかそもそも興味がない人だったりしますので、なおさら多くのことは「脳」が覚えようとしなかったりします・・・。
* * *
お客様や講座の受講生の方にも、「色別収納」をおすすめする場合があります。
でも、同時にこのようにお伝えしています。
「最初は、『特別なもの(大事なもの・急ぎのもの・・・等)とそれ以外』という分け方にして、『特別なものは色がついている収納用品へ、それ以外は白や半透明などの収納用品へ』とメリハリをつけてください」
要は、せっかくパッと見てわかる視覚情報(色別の収納用品)を使っているにもかかわらず、その情報が多すぎると結局は頭で考えないといけない。
(=頭で考えなくても済むために色を使っているのに、結局頭で考えないといけないとなると、色分けのメリットが薄れる)
収納においても、覚えられる数には限界があり、できるだけ「覚えずに、考えずに済む方法がラク」ということ。
今までは、理由づけなくこのようにお伝えしていましたが、短期記憶には(容量の)限界があるということを知り、お客様にも堂々と!?説明できます(笑)
以上が、「多色使いをする場合、家族別に色分けする場合を除いて、3色以上使う場合は注意が必要」な理由についてでした^^
余談ですが、記憶として定着させるのが大変、な人のためのツールが、「ラベリング」。
中に何が入っているかわからないものでも、そこにラベルが貼ってあることで、字が読める人であれば中に入っている物を知ることができます。
わざわざ覚えていなくても、ラベルを見ればわかる、というわけです。
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by yoshi_note
| 2012-10-17 16:51
| _モノをしまう(収納する)
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