2015年 02月 26日

不満を解消しても満足するとは限らない

ここのところ、原因不明の余裕のなさにどうしたものか？と頭を悩ませていた、
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。

忙しいというよりも、物事がうまく回ってない感がある、というか。
やればやるほどやらなきゃいけないことが増えていく、そんな感じです…。

単純に考えればやることが多いのと、それをこなすだけの時間が足りないのが原因。やることの中には、家のことや子供のことも含まれてるので、子どもを巻き込んでの話し合いも行い、やることを分担するなど、よく世間でも言われているような時間整理のアイデアがいくつか出てきました。

一見、問題解決の糸口が見つかった感じでしたが、でも、ちょっと待てよ？？

「時間があってやることができたら、それって余裕があるってこと？」
「そもそも、『時間に余裕がある』ってどんな状態？」

やらなきゃいけないことを全部やる時間さえあれば、本当に余裕を感じられるようになる？

＊　　　　　＊　　　　　＊

前置きが長くなりましたが。

「○○がない、××ができない」という状態に対して。

「不満を解消したい」と「もっと満足したい」

この2つ、似ているようで違います。

不満が解消できた状態は、満足した状態とは限らないんです。

ネットで調べたら、ちゃんとした理論がありました。
→ハーズバーグの二要因理論（wikipedia英語版）

ざっくりいうと、

『満足に関する要因と、不満に関する要因は別物。不満に関する要因が解消されたからといって満足度が上がるわけではない。満足度を上げるには満足に関する要因を充たすことが必要。』

だそうです。

＊　　　　　＊　　　　　＊

さて、自分の話に戻しますと。

「私、不満を解消したいんじゃなくて満足したいんだ。」

と、気づきました。

私にとって時間に余裕がある状態とは、時間の余裕のなさを解消するだけではだめなんだ。
余裕のなさを解消した上で、さらに時間に余裕があると感じるような何かが必要なんだ。

ここまでくれば、あとは行動に移すのみ、です。

このブログを読んでいる方も、「不満はそこそこ解消できているけれど、なにかすっきりしない」、そんな経験ありませんか？もしかしたらそれは、満足するための何かが足りていないのかもしれません。

ライフオーガナイザーは、みなさんの頭の中のモヤモヤを、もつれた毛糸を少しずつほぐすように、思考の整理のお手伝いからサポートします。一人では解決の糸口を見つけられないときは、遠慮なくご相談くださいね。