2017年 10月 14日
川崎市立玉川小学校様で家庭教育学級と、「夫と意見が食い違うときはどうすればいい?」という質問。 |
改めて、昨日の家庭教育学級について。
昨日は玉川小学校様にて、「親子で片づけ」というテーマにてお話をさせていただきました。
家庭内の片づけの悩みは、人と人との認識の違いが原因で起こるものが意外と少なくありません。
たとえば「片付けて!」という声かけ。
このとき、親と子で片づいた状態のイメージが違うと、(子が)怒られる原因になります。だから、指示を具体的にすることで、この手の行き違いを減らすことにつながります。
ほかにも、価値観の違いから起こる、意見の食い違い。
これも、お互いがお互いに「自分の意見が正しい」と思っていると、自分の意見を通すことに意識が向いてしまう。意見が通った人はいいけど、意見が通らなかった人は不満しか残らないので、勝ち負けにこだわるといい結果は得られない。
片づけの講座ではありますが、そんなお話もしました。
講座後、
テレビを全然見なくなったのでリビングにあるテレビを捨てたいんですが、夫はまた見るようになるかもしれないから捨てたくないというんです。
テレビは高いし、もし必要になったときに新しいものを買うのはもったいないという気持ちはわかるんですが、もう全然テレビ見てないんですよ…。
夫と意見が違う場合、どうすればいいですか?
という質問を受けたんですね。
ちょうど、5月の神奈川チャリティの講演で意見のすり合わせについての話をしたので、その話をご紹介しようとスライドを探したけれどあいにくPCには入っておらず、手書きの(汚い…)図を書いて説明させていただきました。
せっかくなので、意見のすり合わせについて、ちゃんとスライドを使って説明しようと思います。
(ご質問された方は見てないかもだけど)

まずは横軸。右に行けば行くほど妻が強く望んでいる意見が位置するという図です。
妻だけなら、もっとも右側に位置するものを選べば解決する話。

今度は縦軸。ここに夫の意向をプラス。
上に行けば行くほど夫が強く望んでいる意見が位置します。
質問の「テレビを捨てる」は、黒の点線あたりに位置する意見だったわけです。
妻はテレビを捨てたい(夫はテレビを捨てたくない)。

夫にも要望があって、もっとも望んでいる意見が妻にとっては望んでない意見である可能性もあります。
『勝ち負け』にこだわると、「妻がもっとも望んでいる意見」VS「夫がもっとも望んでいる意見」という対立になりがちなんですよね。
夫も妻ももっとも望んでいる意見だったら何の問題もないんですけど(^_^;)

そんなときはどうするか?
「これならOK」ポイントを探ります。
赤の点線と青の点線の中に入りそうな意見がないか?考えます。
ただ、その意見はもしかしたら、
妻の希望を100%満たす意見ではないかもしれない。
夫の希望を100%満たす意見でもないかもしれない。
でも、お互いがまあまあ希望を満たす意見、たとえば80%満たす意見だとしたら?
80%+80%で160%
もし一人が100%満足でも、もう一人が全く満足していなければ?
どうやっても100%以上にはなりません。
という説明をしていたら、質問された方が、
テレビを捨てたいというよりも、『リビングにテレビがあるのがいやだ』ということに気づきました!
「他の部屋に移動するのはどう?」と言ってみます。
と、自ら解決策を導き出されていらっしゃいました^^
私がアドバイスするのではなく、自ら気づかれる。
こういうのって講座やってよかったな、と思う瞬間です。
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昨日は玉川小学校様にて、「親子で片づけ」というテーマにてお話をさせていただきました。
* * *
家庭内の片づけの悩みは、人と人との認識の違いが原因で起こるものが意外と少なくありません。
たとえば「片付けて!」という声かけ。
このとき、親と子で片づいた状態のイメージが違うと、(子が)怒られる原因になります。だから、指示を具体的にすることで、この手の行き違いを減らすことにつながります。
ほかにも、価値観の違いから起こる、意見の食い違い。
これも、お互いがお互いに「自分の意見が正しい」と思っていると、自分の意見を通すことに意識が向いてしまう。意見が通った人はいいけど、意見が通らなかった人は不満しか残らないので、勝ち負けにこだわるといい結果は得られない。
片づけの講座ではありますが、そんなお話もしました。
* * *
講座後、
テレビを全然見なくなったのでリビングにあるテレビを捨てたいんですが、夫はまた見るようになるかもしれないから捨てたくないというんです。
テレビは高いし、もし必要になったときに新しいものを買うのはもったいないという気持ちはわかるんですが、もう全然テレビ見てないんですよ…。
夫と意見が違う場合、どうすればいいですか?
という質問を受けたんですね。
ちょうど、5月の神奈川チャリティの講演で意見のすり合わせについての話をしたので、その話をご紹介しようとスライドを探したけれどあいにくPCには入っておらず、手書きの(汚い…)図を書いて説明させていただきました。
せっかくなので、意見のすり合わせについて、ちゃんとスライドを使って説明しようと思います。
(ご質問された方は見てないかもだけど)
■妻の要望だけなら簡単に解決

まずは横軸。右に行けば行くほど妻が強く望んでいる意見が位置するという図です。
妻だけなら、もっとも右側に位置するものを選べば解決する話。
■妻の要望は夫の要望とは限らない

今度は縦軸。ここに夫の意向をプラス。
上に行けば行くほど夫が強く望んでいる意見が位置します。
質問の「テレビを捨てる」は、黒の点線あたりに位置する意見だったわけです。
妻はテレビを捨てたい(夫はテレビを捨てたくない)。
■夫には夫の要望がある

夫にも要望があって、もっとも望んでいる意見が妻にとっては望んでない意見である可能性もあります。
『勝ち負け』にこだわると、「妻がもっとも望んでいる意見」VS「夫がもっとも望んでいる意見」という対立になりがちなんですよね。
夫も妻ももっとも望んでいる意見だったら何の問題もないんですけど(^_^;)
■妻と夫の「これならOK」ポイントを見つける

そんなときはどうするか?
「これならOK」ポイントを探ります。
赤の点線と青の点線の中に入りそうな意見がないか?考えます。
ただ、その意見はもしかしたら、
妻の希望を100%満たす意見ではないかもしれない。
夫の希望を100%満たす意見でもないかもしれない。
でも、お互いがまあまあ希望を満たす意見、たとえば80%満たす意見だとしたら?
80%+80%で160%
もし一人が100%満足でも、もう一人が全く満足していなければ?
どうやっても100%以上にはなりません。
* * *
という説明をしていたら、質問された方が、
テレビを捨てたいというよりも、『リビングにテレビがあるのがいやだ』ということに気づきました!
「他の部屋に移動するのはどう?」と言ってみます。
と、自ら解決策を導き出されていらっしゃいました^^
私がアドバイスするのではなく、自ら気づかれる。
こういうのって講座やってよかったな、と思う瞬間です。
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by yoshi_note
| 2017-10-14 01:24
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